【問題解決】Hotel.comのインボイス登録番号は？請求書や領収書の発行方法も丁寧に解説

Hotels.comのインボイス登録番号（13桁のT番号）は？

制度適格の請求書や領収書の発行方法を知りたい！

そんな事業者さん向けのご案内です。出張旅費のスマートな経費精算に役立てば幸いです。

Hotels.comの事前決済予約は、日本国内の適格請求書（インボイス）には非対応です。

Hotels.comの事前決済予約とは？

Hotels.comのサイトやアプリでは、「事前払い」と表記

Hotels.com運営元（アメリカ法人）のインボイス制度に対する、公式見解はこちらで確認できます。またBooking.com、Expedia、agoda、Trip.com（旧Ctrip）など、Hotels.com以外の海外ホテル予約サイトも扱いは同様です。

Hotels.comでインボイス制度対応の請求書、領収書をもらうには？

Hotels.comでのホテル予約で、インボイス制度に対応した請求書や領収書が欲しい人は、現地決済プランを選んでください。

具体的には「現地払い」との表記があるプランです。

現地決済で予約を行うと（前提：国内旅行だと）、料金の支払い相手がホテルとなります。

そして、ホテル側がインボイス登録番号が書かれた、請求書や領収書を発行してくれます。

Hotels.comの領収書発行方法は？

Hotels.com事前決済予約プランの領収書は、旅程ページで発行できます。同ページにアクセスして、「今後の予約」または「過去の予約」から領収書を発行したい旅程を選択します。その上で、領収書を印刷するをクリックしてください。（サインインしないで予約した場合の手続き説明）。

インボイス制度の観点からだと問題なしに見える、Hotels.comの現地決済プランですが注意すべき点が2つあります。

料金についてはホテルやプラン、時期次第ですが概ね5%〜15%ほど高いと思います。

また、通常8%ほど割引されるクーポンが使えないのも痛いです。

事前決済プランによる消費税の負担増加分と（経過措置あり）、割高になる金額やクーポンによる割引の総額。

両方を天秤にかけて、総合的にお得と思える方をチョイスするといいです。

ちなみにわたしの場合は、インボイス制度の開始前からHotel.comではなくExpediaを利用しています。

理由は同じ系列グループのサイトで、予約できるホテル、宿泊料金の相場は同じなのに対して、クーポンはExpediaの方が充実しているからです。

Expediaの場合、インボイス制度が開始した後も、事前決済プランとクーポンのお世話になっています。

注意事項

令和8年（＝2026年）、令和11年（＝2029年）の10月1日までは、免税事業者からの課税仕入れに係る経過措置が設けられています。

特例としてインボイス制度の免税事業者からの課税仕入れについても、2026年までは80%、2029年までは50%の控除が受けられます。

ただし最終判断は、顧問税理士や経理担当者と相談の上、ご自身の責任において行ってください。